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みんなのブログポータル JUGEM

聖書の緑風

『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』
神のことばである聖書に教えられたことや感じたことを綴っていきます。
聖書には緑陰を吹きぬける爽風のように、いのちと慰めと癒し、励ましと赦しと平安が満ち満ちているからです。
  • 2023.07.12 Wednesday -

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  • 2018.05.26 Saturday - 21:16

サムエル記を愛して その18

サムエル記第一・第二〇章 ヨナタンの真実

 

 サムエルの所に隠れていることが発覚したからにはダビデはまた王のそばに帰らざるを得ませんでした。しかし危険はいっそう増しています。一瞬も油断できません。ダビデはヨナタンに綿々と自分の無実を訴えます。今やヨナタンだけが頼りです。そしてヨナタンはダビデの信頼を裏切ることはありませんでした。父親の非を認め、サウルからダビデを守ることを誓います。

 

 恒例になっている王との食事会にダビデが欠席したことから、サウルはダビデの肩をもつヨナタンにまで激しい怒りの矛先を向け、なんと息子に槍を投げつけるのです。怒りと悲しみに心痛めるヨナタンは事の次第をダビデに伝えるために野原で密会します。父親の悪をあからさまに言わなければならないヨナタンの苦悩はいかに深いことでしょう。

 

 しかし『ヨナタンは自分を愛するようにダビデを愛していた』17節、のです。ダビデを愛することによって自分の命が奪われることも覚悟で、ダビデを愛したのです。この愛は神が与えたものに違いありません。神はダビデを、ご自分の民のために用いるために、ヨナタンに愛を備えられたのです。とはいえ、ヨナタンは心から激しい熱情でダビデを愛し、ダビデもまたヨナタンの友情にすがり、友情を喜び感謝して、受け入れるのです。

 

 『主が、私とあなた、また私の子孫とあなたの子孫との間の永遠の証人です』42節、といって、神が間に立つ友情であることを確認し約束しあいます。二人は泣きながら抱き合って別れます。ヨナタンはダビデを逃がすのです。

 

 

 

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  • 2018.05.07 Monday - 21:05

サムエル記を愛して その17

サムエル記第一・第一九章 ダビデをねらうサウル王

 

 サウル王は最後の切り札である娘ミカルを使ってもダビデを追い落すことができません。息子はダビデ大好きの筆頭です。サウルの心中には殺意が煮えたぎっているのです。『ダビデを殺すことを、息子ヨナタンや家来の全部に告げた』1節。これが王でしょうか。

 

 ダビデがサウルに謀反を企てたとか、だれもが認める大罪を犯したならともかくも、王の感情だけの問題で一人の人を、それも有能な国家的英雄を亡き者にすると公言するのは全くおかしなことです。ヨナタンは父でありますが盲従してはいません。諄々と父の非を諌めます。このときはサウルは自分の非を認め、ダビデは再び王のそばで仕えます。

 

 しかし長くは持ちません。悪い霊に悩まされると槍を振り上げてダビデを殺そうとするのです。ついにダビデは逃亡します。妻のミカルがそれを手伝うのです。ミカルはダビデを愛していたのでしょう。父を欺いてダビデを逃がします。サウルは息子にも娘にも背かれるのですが同情の余地はありません。

 

 ダビデはついにラマにいるサムエルのもとに逃げていきます。ダビデは初めて気を許し、これまでのいきさつを話します。老いたサムエルはダビデには父親以上、慈愛に満ちた祖父のように思えたことでしょう。しかし、ダビデの居所を知ったサウルはなんども追っ手を遣わすのです。埒が明かないとわかると自ら出向いてくるのです。ここには神の民イスラエルの最高指導者としての姿は微塵も見えません。

 


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