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聖書の緑風

『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』
神のことばである聖書に教えられたことや感じたことを綴っていきます。
聖書には緑陰を吹きぬける爽風のように、いのちと慰めと癒し、励ましと赦しと平安が満ち満ちているからです。
  • 2023.07.12 Wednesday -

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  • 2014.12.16 Tuesday - 13:09

風の置いた籠 創世記を愛して 一章一節一思一考 その6



創世記一一章一〇節、二七節
これはセムの歴史である。これはテラの歴史である。
 
この章の最初の部分は有名なバベルの塔の物語です。罪の世から救いだされた義人ノアの一族は、全地に広がるにしたがって、洪水以前と同じような悪に満ちた世を作り出してしまいました。罪の際たるものは自分を神の地位に置こうとする傲慢です。  
あわれみ深い神様もご自分の領域に踏み込もうとする不敵な輩は断固として退けられます。塔は破壊され、言語を乱された人々は、意思疎通ができないまま、孤独の闇の中を散り散りばらばらにされてしまいました。神様をないがしろにした悪の鎖は砕かれたのです。
これ以後、神様の御目はご自分に心をささげるノアの長子セム一族に注がれていきます。神様はセムとの関係を大切され、太い絆を結び、愛と祝福で繋いでいきます。
セムの系図、テラの系図をじっと見ていると聖書の他の箇所で出会ったことのある名前があるのに気が付きます。
歴代誌第一の冒頭に彼らが登場します。さらに新約のルカの福音書三章にも記されています。前者はダビデにライトを当て、後者は、ダビデを経て神の子イエス・キリストへ繋いでいます。突き詰めると、セムとテラの子々孫々はイエス・キリストを生み出した家系といえます。イエス・キリストの降誕は天地創造の初めから神様のご計画だったのです。
神に栄光!グローリヤ!


創世記一二章一節
主はアブラムに仰せられた。「あなたは……父の家を出て、私が示す地に行きなさい」
 
 創世記のここまでを早送りしますとアダム→セツ→ノア→テラ→アブラハムへと繋がる太い線が見えます。このラインを繋げていく矢印こそ神様です。神様はいよいよ強く我らがアブラハムと係わっていくのです。
アブラハムは旧約聖書中最大の人物であり、私たちにとってまことに親しい『信仰の父』です。アブラハムは、父テラの死後、ともにハランまで旅してきた一族郎党を残し、甥のロトだけを連れて神様のお指図に従うのです。
神様のおことばとはいえ、最終決断は本人の意志です。実際に目に見える形で、神様が手を取り足を取って先頭に立ってくださるわけではありません。神様のおことばは魂で聞き、心で頷き、意志で従うのです。だれもが簡単にできることではありません。カナンへ旅立ちは一大冒険の旅なのです。要の石となるものは信仰です。神様への信頼です。
この旅は少人数であり寂しく心細いものだったでしょう。唯一アブラハムが見ていたのは神様との繋がり、関係だけです。
こののちアブラハムは何度か判断ミスから苦悩を招くこともありますが、その不完全さにも親しみを感じますし、なによりもそのアブラハムに密着し完全に愛し切る神様の愛が、我がことへのようにうれしく迫ってきます。
 
Category : 風の置いた籠

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