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聖書の緑風『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』
神のことばである聖書に教えられたことや感じたことを綴っていきます。 聖書には緑陰を吹きぬける爽風のように、いのちと慰めと癒し、励ましと赦しと平安が満ち満ちているからです。
ロイド氏は説く その9 誘惑と罪
誘惑と罪
誘惑されることと、罪を犯すことは、正しく区別しなければならない。悪魔が頭に吹き込む考えを支配することはできない。パウロは『悪い者が放つ火矢』(エペソ6・16)について語っている。主イエスご自身も誘惑を受けた。悪魔は主の頭にあれこれと考えを吹きこんだ。しかし主はそれらを拒絶し、罪を犯すことはなかった。あれこれの考えが頭を「よぎる」限りでは、それは罪ではない。それらを歓迎し、気に入るとしたら、そのとき、それは罪となる。多くの人が、自分に下劣な考えが入ってきたからといって、非常な苦しみに陥った。「入ってきた」のであって、「そう考えた」ではないのなら、罪を犯したのではない。それは悪魔からやってきたのである。誘惑は、それ自体として」罪ではない。 これはたいへん微妙な問題ではないでしょうか。自分の頭に浮かんでくるものが「入ってきたもの」なのか自分の中から出てきたもの、つまり「考えた」ものなのかは、自分自身ですら判別するのは難しいです。ロイド氏の言わんとするところは理屈的にはわかりますが、実際問題として区別できるでしょうか。でも、ロイド氏の説くところは重要だと思います。また、そういわれると救われます。 たしかに信仰的でない事柄がちらちらと頭をよぎることがあります。もちろん行動にまで発展すれば罪ですが、ちらちらとよぎることが罪でないとすれば、冷静にそれに向かって、イエス様のように、みことばで攻撃できますし、「サタンよ、出ていけ、主の御名によって」と祈ることもできます。「入ってきた」とたんに、ああ、こんな思いになって、私はなんという汚れた人間、なんという罪人だろうと、自己卑下、自己嫌悪に落ち追ってしまうこともあるのです。 サタンが吹き込むあれこれに振り回されないようにしたいです。確かにサタンは誘惑してきます。罪を犯させようとして、です。サタンには明確な目的があります。罪を犯させて、主の栄光を奪い取ろうとするのです。その手に乗ってはいけないのです。パウロのいう『悪い者が放つ火矢』は信仰の武具を身に着け、信仰の大盾を取って、勝利したいものです。
Category : ロイド氏は説く
ロイド氏は説く その8 3・11被害地、陸前高砂海岸の十字架 (詳しくは、リンクブログ・希望の風をごらんください) 義認に生きるとは テキスト要旨 ≪私たちがキリストを仰ぎ見、キリストだけを仰ぎみなくてはならないことを≫信じているかどうかは、ごく単純な方法で検証できる。私は、信仰による義認の道を説明し、いかに神がキリストの義を私たちに着せてくださるかを告げる。「あなたはこれを信じますか」と訊くと、彼らが「はい」という。 「では、自分はキリスト者だと喜んで言えますね」と念を押す。すると彼らはためらうのである。彼らはいう。「自分は十分に善良な気がしないのです」私は自分が語ってきたことがまるで無駄であったと気付く。彼らはなおもキリスト者になるには、自分で自分を十分に善良な者にしなくてならない、自分がそうしなくてはならないのだと考えている。これは非常に謙遜に聞こえるが、信仰の否定である。自分が十分に善良になることは決してないであろう。いかなる者も十分に善良になったためしはない。 キリスト教信仰の神髄は、キリストは十分に善良であり、私はキリストの内にあるのだということだる。すると、彼ら言う。「私はそれを望みますが、私は罪びとです。大罪人です」。そうしている限り、それは神を否定しているのであり、決して幸福にならないであろう。主にある喜びを奪い取っている元凶はそこにある。 ロイド氏はいつもいつも口を酸っぱくして信仰義認を説かれます。これこそロイド氏の命掛けの説教です。ロイド氏はそれを伝えたいし、その信仰を持ってほしいし、その信仰で生きてほしいと切望しているのです。ロイド氏は20世紀のパウロです。、2000年前のイエス様のようです。 遡って、それは神様がアブラハムの信仰を認めたときからスタートしているのです。『神はそれを彼の義と認められた』。ここに福音の原点があり、福音はイエス・キリストの十字架に進み、復活の恵みに至り、パウロの神学のベースになり、ロイド氏の説教になり、いまや、全世界で説かれています。私もその恵みにあずかった者です。信仰義認こそ喜びと解放の福音です。
Category : ロイド氏は説く
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