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サムエル記を愛して その24

サムエル記第一・第二六章 逃亡するダビデ、ジブの荒野のハキラの丘で

 

 アビガイルがダビデ一行に加わったからと言ってダビデの置かれている危険が去ったわけではありません。

相変わらず荒野の逃避行が続いています。

 

 ジブ人たちがサウル王に密告します、ダビデはジブの荒野のハキラの丘に隠れていると。

 サウルはすぐに例のごとく精鋭三千人を引き連れて追いかけます。前回のエン・ゲディの荒野とよく似た状況です。サウルが来たことを知ったダビデは、部下のアビシャイとたった二人で夜陰に乗じてサウルの陣営の、しかもサウルの寝所へ忍び込んでいくのです。ダビデは何を考えているのでしょう。サウルの手から逃れようと逃げ隠れしているさなかではありませんか。それこそ、飛んで火にいる夏の虫ではないでしょうか。

 

 ダビデはサウルが寝入っているそばまで行き、枕元の槍と水差しを奪ってきます、12節。アビシャイは主が敵をあなたの手に渡されたのですから、槍で一突きして殺させてくださいと言います。ところが土壇場でダビデは『主に油そそがれた方に手を下すなど、絶対にできない』11節、といって去っていきます。

 

 安全なところまで来たとき、ダビデはサウルの腹心ネルの子アブネルに、サウル王の槍と水差しを取ってきたことを明かし、家来としての怠慢をなじります。

 気が付いたサウルが『わが子ダビデよ』17節、と呼びかけます。ダビデは前回とほとんど同じように自分には王への悪意はないと弁明します。サウルはまたもダビデの正しさを言明し、自分の家に帰っていきます。それだけです、何の解決もありません。 

 

 

2018.10.20 Saturday 09:08 | - | - | 
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2019.02.28 Thursday 09:08 | - | - |