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サムエル記を愛して その22

サムエル記第一・第二四章 逃亡するダビデ、エン・ゲディの荒野で

 

 前章の最後で、サウルはダビデ討伐のさ中に、侵入してきたペリシテ人と戦うためにそちらに向かいますが、一段落したのでしょうか、すぐにまたエン・ゲディの荒野にいるダビデを追かけます。今度はイスラエルから精鋭三千人を率いています。強い殺意に満ちているのです。

 

 ところが、とあることが起こります。ダビデたちが洞穴に隠れ潜んでいた、その同じ洞穴にサウルが用を足しに入ってきます。これはサウルを打つ絶好のチャンスです。ダビデの部下たちは、神の時だと色めきます。ダビデはおもわずサウルの上着の裾を切り取るのです。いのちではなく衣服の一部ですが、チャンスは十分あったのです。しかしダビデはあとでそれすらも主の前に悔い『油そそがれた方に手を下すなど、絶対にできない』6節と言って部下たちを制します。ダビデはただ神だけを見上げているのです。

 

 サウルが出ていくとダビデは呼びかけます。これは勇気のいることです。サウルの一声でイスラエルの精鋭三千人が襲い掛かってくるかもしれないのです。弱者も交えた六百人のダビデ部隊はかないっこありません。

 

 ダビデは初めてサウルに訴えます。涙ながらにでしょうか、身を低くして、『あなたはだれの後を追いかけておられるのですか、一匹の蚤を追っておられるにすぎません』14節。自分に殺意のないことを、サウルの衣の裾をみせながら弁明します。さすがのサウルもダビデの誠意を認め引き上げて行きます。ここでもまた神はダビデを守ります。

2018.08.26 Sunday 21:13 | - | - | 
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2019.02.28 Thursday 21:13 | - | - |