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みんなのブログポータル JUGEM

聖書の緑風

『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』
神のことばである聖書に教えられたことや感じたことを綴っていきます。
聖書には緑陰を吹きぬける爽風のように、いのちと慰めと癒し、励ましと赦しと平安が満ち満ちているからです。
  • 2017.06.16 Friday - 22:28

サムエル記を愛して その3

サムエル記第一・第二章 明暗分かれるエルカナとエリの二つの家族模様

 

 サムエルを産んだハンナは母の情愛を惜しみなく注ぎながらもそれに溺れることなく、次の行動に移ります。祈りの約束を果たすためです。それはサムエルを主にささげることでした。ハンナは気丈にも乳離れするとすぐにサムエルをエリのところに連れて行きます。

 

 聖書は短くですが、言います。『その子は幼かった』24節。聖書が言っているのです、痛々しくて胸が詰まってきます。ハンナは泣かなかったでしょうか。そんなことはいらぬ詮索でしょう。エリの前に出たハンナはここまでの経緯をつぶさに話します『主は私の願いをかなえてくださいました。それで私もまた、この子を主にお渡しいたします』28節。エルカナ夫婦は主の宮で礼拝をささげます。思えばエルカナは心の広いやさしい夫なのです。

 

 ハンナは喜びに満たされて感謝の祈りをします。ハンナは闇の時も光の時も祈るのです。ハンナは祈る女性です。この祈りは神への賛美で満ちていました。イエスの母マリヤが祈り歌ったように。旧約からハンナが、新約からマリヤが、それぞれの舞台で歌い上げる歌が一つになって響き渡って聞こえてくるようです。

 

 その後エルカナとハンナ夫婦は毎年、サムエルのために上着を作っては主の宮に出かけました。そのたびにエリはこの夫婦を祝福して祭司の役を務めました。エリの祈りがきかれたのでしょうか、神はこの家庭に三人の息子と二人の娘を与えました。なんと言う恵み、なんという大きな祝福でしょう。この家庭にはもはや以前のような波風は立たず、ハンナが泣くこともなかったのです。

『少年サムエルは、主のみもとで成長した』21節。

 

 以後、サムエル記にエルカナとハンナの姿はありません。完全に……。バトンはサムエルに渡されました。『主のみもとで成長』するサムエルに。ここに神の完全が見えます。

 

 22節からは一転、黒雲が急襲して恐ろしいほどの闇が覆いかぶさってきます。闇の下にいるのは祭司エリとその家族です。息子たちは悪辣でした。祭司職はモーセの兄アロン以来この家系に世襲されてきたはずです。その役職の光栄とそれゆえに求められる責任も事細かに代々、幼い時から教え込まれてきたはずです。エリは『なぜ、こんなことをするのか。そういうことをしてはいけない』と昏々と忠告します。しかし、エリの息子たちは聴く耳を持ちませんでした。エリは主のみ前に深く悲しみ嘆いたことでしょう。

 

 そこに突然『一方、少年サムエルはますます成長し、主にも、人にも愛された』26節が闇を裂く一筋の光線のように走ってきます。希望の光、神のほほえみのようです。

 

 また、暗転して、一人の神の人がエリを訪れて、27節から36節まで、ながながと身も凍るようなエリの家族について警告と予言をします。神の人とはだれでしょう。折々に神が遣わす預言者でしょうか、天の使いでしょうか、あるいは神ご自身かもしれません。神の人はまず、エリ自身の祭司職への不忠実をなじります。神よりも息子たちを重んじたと。エリは子どもには甘かったのです。神の人は『あなたのふたりの息子、ホフニとピネハスはふたりとも一日のうちに死ぬ』34節、と宣告するのです。

 

 ひたすらに神を愛し従い、神に喜ばれ祝される我が家族、親族でありたいと願います。


  • 2017.08.01 Tuesday -

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